シニアNavi 岡山 vol.07 2012年秋号
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 骨粗鬆症の薬物療法は近年格段に進歩していますが、骨粗鬆症による骨折患者数は増え続けています。高齢化が進むにつれて骨粗鬆症患者が増えて骨折も増えているのです。特に女性では閉経後骨を保つ作用のある女性ホルモンが低下していくため骨粗鬆症になりやすく、ちょっとしたことで骨折が起こります(図)。よく起こるのが転んだ時に手をついて手首が腫れて痛くなってきたというもので橈骨遠位端骨折です。骨粗鬆症が非常に強い場合にはしりもちやくしゃみなどの少しの外力で脊椎圧迫骨折が発症します。最も問題になるのが大腿骨頚部骨折です。この骨折の95%は転倒により起こり手術が必要となることがほとんどです。●骨折連鎖とは 最近の研究では骨粗鬆症による骨折にはある傾向があることが分かってきました。それは母親が骨粗鬆症になり骨折したことのある娘は、60から70歳代にかけて脊椎の圧迫骨折が進行して背中が曲がってくるというものです。それが80歳代になると大腿骨頚部骨折を起こします。それから数年のうちに立て続けに反対側の大腿骨頸部骨折を起こすのです。そのまた孫娘も同じことを繰り返します。このような個人においても骨折を繰り返し、それが世代を超えて繰り返されることを『骨折連鎖』と言います。 骨粗鬆症は最近では薬物によって治療できる疾患になってきています。骨折リスクのある方は病院を受診して治療を受け、骨折連鎖を断ち切ることが必要です。河村 顕治 先生Kenji Kawamura吉備国際大学大学院保健科学研究科教授岡山大学医学部卒業医学博士/日本リハビリテーション医学会専門医/日本整形外科学会専門医河村 顕治 先生骨粗鬆症こつそしょうしょう◆吉備国際大学短期大学部専攻科(通信制)メディカルビューティー専攻これからの超高齢社会において、いつまでも健康で美しくいたいと思うご家族やご自身の願いを叶え、健やかな暮らしを実現するため、美容と癒しの知識を広く一般の方々にも学んでいただきたいと考えます。修修25年132525OG GIKEN PRESENTS骨粗鬆症で起こる骨折社会学部/保健医療福祉学部/心理学部/文化財学部/地域創成農学部※2013年設置許可申請中25健康ナビ

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