シニアNavi 岡山 vol.07 2012年秋号
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整形外科治療専門情報サイト「人工関節ドットコム」www.jinko-kansetsu.com年齢を重ねると、長年使っている軟骨がすり減ってきます。この軟骨は、骨と骨とが直接ぶつからないようにクッションのような役割をはたしているのですが、それが摩滅してしまうと、どうしても直接骨があたり痛みが生じてきます。また、長い間骨があたっていると、いびつな形に変形し歩行困難になることがあります。これが「変形性膝関節症」といわれる症状です。 「膝が痛い」という方の中には、「年だから仕方がない」と痛いまま放置してしまう方が多くいらっしゃいます。膝が痛むことの原因は変形性膝関節症以外も十分に考えられるため、決して自己判断せずに、必ず近くの整形外科を受診してください。治療方法には、手術をしない保存的療法と、手術により痛みを取り除く手術療法があります。症状が軽い場合には保存的療法を行うわけですが、これは痛みを完全に除去する治療法ではありません。ストレッチやトレーニングなどで筋力をつけ、関節の中に薬物を注射したり薬を飲んだりすることで治療を行いますが、症状の完治には至らない場合があります。 そこで、もっと歩きたい、旅行に出かけたい、積極的に行動して生活圏を広げたい、と願う方には、「人工膝関節置換術」も選択肢の一つとして検討いただくと良いでしょう。人工関節置換術は、痛みを伴う関節を人工物(人工の軟骨)で置き換えて痛みを取り除く手術療法です。2008年の時点で日本でも既に膝関節で約6万5千件、股関節で約4万件の治療実績があり、今やポピュラーな治療法になっています。もちろん保険も適用されますので、自分の足で痛みなく歩きたいと思う人は、一度は考えてみるべき治療法といえます。 専門医が手術を行えば膝の変形が改善され、歩く時の痛みから解放される手術であるため、必要以上に恐れることはありません。手術を受けた方からは「痛みなく歩けるようになった」「立ち上がる時の痛みがなくなった」「出かけることが楽しくなった」「旅行することができた」という喜びの声が届いています。人工膝関節置換術は、手術を受ければ終わりではありません。大事なことは、手術についての知識をきちんと持っていただき、定期的な受診はもちろん、何かあれば主治医にすぐ連絡する、受診することを心がけてください。 自分の体を生涯支えていってくれる2本の足です。痛み少なく歩けるということは、身も心も健やかになる一歩です。日常生活を支えてくれる「いきいきとした膝」。本来のものであれ、人工関節であれ、日頃から大切に考えていただきたいと思います。痛みのない健やかなあしたへ「人工関節治療」についてQA&「人工関節治療」について年齢と共に気になる関節の痛み、歩くのがつらいほど痛くなっても、年だからとあきらめていませんか。医学の進歩につれ医療現場にはさまざまな治療法が登場します。痛みのない足で歩く喜びをもう一度手に入れるにはどうしたらよいでしょうか?痛みの原因とその治療方法について、共に学んでみませんか。をご参照ください。岡山労災病院 人工関節センター長壺内 貢 整形外科部長もっと詳しい情報を知りたい!ジンマー株式会社東京都港区虎ノ門四丁目1番17号www.zimmer.co.jp【提 供】ニッセイエブロ株式会社TEL.03-5733-5184【お問い合わせ先】QQA&シニア世代には「膝が痛い」という人が多いのですが…膝の痛みの治療法というと、どんなものがあるのでしょうか?人工関節置換術とは、どのような療法なのでしょうか。手術を受ける際の心構えについて、お願いします。AQAQQAA※詳細は主治医とよくご相談ください。お話を伺ったのは【専門分野】下肢関節外科/整形外科一般【略歴】日本整形外科学会専門医医学博士※医療行為についてはお答えできません。専門医に聞きました!膝の痛みに悩んでいる方へ健康ナビ26

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