シニアNavi 岡山 vol.11 2013年秋号
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朝日リハビリテーション専門学校校長(公社)日本理学療法士協会 代議員(一社)岡山県理学療法士会 前会長今からできる ! 疾病予防健康Navi岩田 清治 校長Kiyoharu Iwata岩田 清治 校長シリーズ7理学療法学科 http://asahi.ac.jp/reha/転倒予防に必要な筋力アップちょっとした運動で筋力アップ第3回 今回は、転倒予防の身体面についてお話します。 現在何らかの疾患をお持ちの方は、その影響で転倒しやすくなっているかもしれません。例えば脳卒中等により筋肉や感覚がマヒしていたり、パーキンソン病などでバランス能力が低下していたり、関節に痛みがあったり・・・。まずはその疾患の治療が大切ですし、疾患特有の症状がありますので、かかりつけの医師や理学療法士等に転倒や運動のリスクについてお尋ねになることを勧めます。 私たちの体には多くの筋がありますが転倒に大きく関与するのが、大腿四頭筋、腸腰筋、中殿筋と言われています。【大腿四頭筋】太ももの前側にある太い筋群で、主に膝関節を伸ばすのに作用します。立ち上がったり、歩いたりする時に大切な筋です。【腸腰筋】股関節を曲げるのに作用します。歩く時、足が床に引っかからないように、下肢全体を持ち上げるのに大事な筋です。【中殿筋】股関節を横に開くのに作用します。歩行時や立ち上がり時の安定性に関与します。 これらの筋を強化する方法としてお勧めしたいのが「踏み台昇降」です。15〜20 の台にゆっくり上がったり降りたりするトレーニングです。茨城県の太洋村(現・鉾田市)と筑波大学が共同で行った研究では、このトレーニングに参加した人と参加しなかった人では年間の医療費に大きく差があったと報告しています。ご家庭では、階段の一段を利用するのも一つの方法です。その際、2拍子か4拍子のお気に入りの歌の一番を歌いながら行うと楽しくトレーニングできます。cm健康ナビ34イチサンシニ

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