シニアNavi 岡山 vol.11 2013年秋号
35/52

OG GIKEN PRESENTS社会科学部/保健医療福祉学部/心理学部/文化財学部 ※地域創成農学部 2013年4月開設平成25年度 吉備国際大学大学院保健科学研究科修士課程 保健科学専攻/6名博士(後期)課程 保健科学専攻/3名看護学領域、理学療法学領域、作業療法学領域基礎保健科学領域、臨床保健科学領域、地域保健科学領域保健科学領域をリードできる教育研究者および高度専門職業人を育成看護保健分野、リハビリテーション援助分野ともに協同・連携して探求できる●長期履修制度があります(平成24年度より) ●看護学、理学療法学、作業療法学などの医療系分野以外の方も  入学資格があり、社会人も学び易く配慮しています ●専門学校卒の方を対象とした「個別入学資格審査」制度があります※職業を有する方で、修業年限での修了が困難であることが認められ た場合、1年を上限として履修期間を延長できます※通信制大学院(理学療法学・作業療法学専攻)もあります (要臨床経験3年以上)募集人員FAX. 0866-22-0768http://kiui.jp/pc/daigakuin/index.htmlkoho@kiui.ac.jp入試広報室修士課程・博士(後期)課程学生募集【お問合せ】地域から世界、吉備発国際人。あなただけのステージがきっと見つかる。35健康ナビ 人はたいてい歳を取ると筋肉がやせ衰えて細く弱くなっていきます。若い人でもけがをしてギプスを巻いたり、大病をして寝込んだりすると使われなかった筋肉はやせて細くなります。筋肉を使わないことで起こる筋肉量の減少を廃用性筋萎縮と言います。歳を取ると体が弱ってあまり動かなくなるから筋肉が落ちるように思われていますが、実はそれは間違いです。加齢による筋肉量の減少は若い人に起こる廃用性筋萎縮とは全く違うものなのです。 最近、加齢による筋肉の萎縮にサルコペニアという名前がつけられました。サルコペニアとは、筋肉(サルコ)が減少(ペニア)していることです。日本語では加齢性筋肉減弱症と訳されます。筋肉量は20から30 歳ごろがピークであり、その後は加齢とともに低下します。70歳以下の高齢者の20%程度、80歳以上では50%以上にサルコペニアを認めるという報告があります。寝たきりの原因疾患の第1位は脳卒中ですが、第2位はサルコペニアだという説もあります。 サルコペニアの特徴は速筋という強い力をすばやく発揮する筋線維が主に萎縮し、筋肉の性質が変わってしまうことです。サルコペニアでは筋肉の中の速筋線維が減少しますから、強い力を出したり速く走ったりということができなくなります。そのために転倒や転落の機会が増加します。 さらに筋肉の量が減って体の機能が低下した状態で肥満が加わったものをサルコペニア肥満と呼びます。特に女性は閉経後に内臓脂肪がつきやすくサルコペニア肥満になりやすいので注意が必要です。サルコペニア肥満になると、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を発症しやすくなります。やっかいなのは、身長や体重が以前とほぼ同じなので、見た目だけでは肥満になっているとは気づきにくいことです。 サルコペニアについては、筋力トレーニングによって何歳であっても筋肉量を増やすことができることが知られています。スクワット運動を自宅で毎日20分から30分ほど続けるだけでも十分効果は上がります。脂肪を減らすためにウォーキングなどの有酸素運動を組み合わせるとさらに効果的です。河村 顕治 先生Kenji Kawamura吉備国際大学大学院保健科学研究科教授岡山大学医学部卒業医学博士/日本リハビリテーション医学会専門医/日本整形外科学会専門医河村 顕治 先生ロコモに効く筋肉の知識筋肉は健康の指標第3回サルコペニアについて

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です