シニアNavi 岡山 vol.13 2014年春号
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 今年4月1日に5%から8%へ増税される消費税。身近な税金ですから、みなさんの関心も高いと思いますが、来年1月1日に大幅に増税される税金があります。実はそれが相続税です。 最も影響が大きいのは基礎控除額の引き下げ。現在「5千万円+1千万円×相続人の数」までの財産に相続税はかかりませんが、来年からこれが「3千万円+6百万円×相続人の数」と4割も少なくなります。少々の預貯金と自宅があるだけでも、そこが高地価の場所なら、お金持ちの人でなくても相当の相続税負担を求められることがあるかも。無為無策…何にもしなければ、その時になって愕然とする人も多いでしょう。  「資産運用や税のことなら多少は分かるから、ネットや本を参考に自分で…」という方が結構いらっしゃいます。もちろん、いいサイトや本もあり個人申告も可能です。でも、税制は毎年細かく改訂され、私たちもしっかり勉強しないと追いつけません。また本やネットの作者は、みなさんの家族事情や、個々資産については把握していません。税の対処は千差万別。少なくとも、いわゆる「素人判断」による、次のようなトラブルは絶対避けましょう。 相続といえば節税とならび、まず「遺産分割のトラブル防止を」という、いわゆる「争続」の対策ですね。争いなく資産を次代に残すには、遺言状の作成は効果的。書式等には厳格な要件がありますが、法的に不備・不明確な内容を一つひとつチェックできれば、ご自身でも書けます。 ただ「公平に継がせてトラブルを防ごう」と作成した遺言書が、かえって「争続」を呼ぶことも。その筆頭が不動産を「平等に分ける」遺産分割の遺言。「長男に3分の1、次男に3分の1、三男に3分の1を相続相続対策・その2スゴイゾ!税金のプロフェッショナル税金を贅金にしない方法森脇慎税理士事務所の贅沢の「贅」にはムダという意味があります。必要以上の贅沢や贅肉は、シニア世代には考えもの。国民の義務である「税金」においても、「贅金」は考えもの。第2回目の今回は、自己流税金対策で陥る「落とし穴」「素人判断」によるトラブルや失敗例を聞いてみましょう。平成27年1月1日~3,000万円+(600万円×相続人数)必ず大幅に増える相続税の納税対象者しっかり遺書を書いたからこれで大丈夫?税理士に頼むと高い?自分で相続対策…!?case1.定年世代の終活ナビ26

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