シニアNavi 岡山 vol.15 2014年秋号
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 仲のよい兄弟でも、時にけんかはするもの。まして、いざ相続が発生すると些細なことが原因でもめることがあります。「もらえるものはできるだけ多くほしい」と思う人がいればなおさら。「私は親にこれだけしてあげた」「俺は長男だから」などなど父母が亡くなるまでは、思っていても言えなかったことが、初めてぶつかることがよくあります。 まして、法定相続人だけでなく妻や夫などの配偶者もくちをはさんでしまい、最後は大事に…いったん金銭的にこじれると、身内同士で法定にということもよくあります。 実は、その一番の原因は「親がいないから」。財産は預貯金だけ、などという稀な場合を除き不動産や故人の権利、負債までまとめて引き継ぐ実際の相続では「完全に法定の割合で」、「均等に1/2ずつ」ということは不可能。二人兄弟で公平に分割しようとしても、様々な思惑が絡みます。話し合いをリード・調整する人もおらず、なかなか解決しにくいのがふつうなのです。でも子供の意見を尊重しつつ、それぞれに意見ができる存在があれば、家族ですからなんとか妥協点が見いだせるもの。それが、親なのです。 「わが家は兄弟仲が良いから必要ない」、「うちは弟(妹)がおとなしいからいざとなれば引くだろう」と思っている親御さんも多いと思いますが、いざ相続となると最悪骨肉の争いも避けられません。いちど親御さんが元気なうちに「どのような相続を望んでいるか」を家族で話し合えれば、いちばんの解決策になります。改正前5,000万円7,000万円相続対策・その4スゴイゾ!税金のプロフェッショナル税金を贅金にしない方法森脇慎税理士事務所の1,000万円×法定相続人の数(1,000万×2=2,000万)改正後3,000万円4,200万円600万円×法定相続人の数(600万×2=1,200万)基礎控除額基礎控除額相続でモメるという話をよく耳にします。テレビなどでも相続争い対策をよく特集するなど、財産が絡む相続では争いに発展するということも珍しくありません。また、2015年1月1日から相続税の基礎控除が大きく引き下げられることになり、これまで無税だった範囲の方にも、かなりの割合で課税される心配があります。でも大丈夫、家族が元気なうちにあれこれ備えていれば、相続も怖くありません。円満で、みんなが納得・満足できる未来への備えをしておきましょう。親の目の黒いうちなら…2015年1月1日…基礎控除額引き下げたとえば親が亡くなり二人の子が相続する場合の相続税課税は、いくらから? 定年世代の終活ナビ22

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