シニアNavi 岡山 vol.15 2014年秋号
45/51

 「黒潮丸Ⅱ世号」全長14m総トン数19トン、故永田敏明が1972年に建造したもので20年に渡って使用された。牛窓町のヨットハーバーに記念として飾られている。(写真①②) 鉄筋コンクリート製のヨットは今でも広く世界中で建造されている。カタログキットとして販売されており、申請書類までセットになっているため、申請書が認められれば外洋に乗り出すこともできる。ちなみに、現在使用されているコンクリート(本当はモルタル)の骨材には鹿児島の火山灰であるシラス土を洗浄して残ったガラス球状のスラグを使用することが多く、骨材が水分を吸い上げることも無いため、軽量化にも寄与する軽量骨材として重宝されている。 ビルに限らず木造住宅の基礎にも鉄筋コンクリートが用いられている現在、鉄筋コンクリートで船を作ると云う発想は、なかなか思い浮かばないが、フランス人のモニエによって「鉄筋コンクリート造」の特許が取得されたのが西暦1867年(慶応3年)であるのに、それよりも10年以上古い1850年代に同じくフランス人のランボーによって鉄筋モルタル船が作られたと資料に残っています。 建築を形作る基材としてのコンクリート、それを補強する基材としての鉄筋は絶妙のバランスで構造体を構成するものです。鉄筋コンクリート造と云う技術は、フランス人の特許取得や、その技術特許を購入し実験解析を行ったプロシアの技術者達の努力によって、広く一般に知られることになったのです。 最後になりましたが、ドライブがてらこれらの本物を見て触って実感してみてください。「鉄筋コンクリート技術」は、まだまだ未熟な技術なのです。大きな可能性を秘めていることを知っていただければ幸いです。Vol.5ユージーだからできること。戦後建造された鉄筋コンクリート造の船おわりに〒701-4303 岡山県瀬戸内市牛窓町鹿忍4544-5不動産などのお悩みをサポートいたします。建設業許可/岡山県知事許可(特-22)第1610号一級建築士事務所/岡山県知事登録第12260号宅地建物取引業/岡山県知事免許(8)第2824号いこい処 笑食亭建築事業(店舗・オフィス)ユージーハウジング(住宅部門)不動産事業土木事業建築事業(倉庫・工場)アイ・デザイン (一級建築士事務所)アグリ事業UG食堂好評営業中③広島県豊田郡安浦町三津口地先 安浦漁港③④広島県音戸町坪井地先 坪井漁港⑤山口県下松市沖 笠戸島④⑤望遠写真ながたとしあきこつざい45UGコラム錆びてはいるが強度的にはFRP素材より頑丈で安心感がある②

元のページ 

page 45

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です