シニアNavi 岡山 vol.17 2015年春号
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シニア世代に必要な   トレーニングとは?OG Presents筋力UP持久力のマグロさん(赤身)瞬発力のヒラメさん(白身) では、どんなトレーニングをしたらいいのでしょうか?筋肉には、白い筋肉と呼ばれる「速筋」と、赤い筋肉である「遅筋」という性格の異なる筋肉があるのをご存じですか。これは、よく白身のヒラメと赤身のマグロに例えられます。ヒラメは海底の砂地に潜んでいますが、獲物が近づくと瞬発力を発揮して素早 サルコペニアの原因には加齢以外にも、「運動量の減少」など活動に関連したもの、栄養に関連したもの、疾患に関連したものなどがあり、さまざまな要因が複雑に影響し合っていると考えられています。例えば、「運動量の減少」は、食欲低下〜低栄養状態〜筋肉量の減少〜膝への負担増という悪循環を招き、骨強度が低下すると転倒した際の骨折リスクを高めます。そして、一度骨折すると治癒までの間、運動量が減少することから更なる筋肉量の低下を招き、再び悪循環へとつながってしまうのです。 この「サルコペニア」の診断基準は、「筋肉量の低下」と「筋肉機能の低下」の2つで行います。つまり、「筋肉量の低下」が、そのまま「筋肉機能の低下」にはならないということも分かってきました。 言い換えれば、年齢とともに筋肉量は必ず減っていきますが、筋肉が少なくなることと連動して、動けなくなってしまうわけではないということです。極端に言えば、AさんとBさんの筋肉量はさほど変わらないのに、Aさんは寝たきり、Bさんは元気に散歩をしているということがあり得るということですね。つまり、年齢とともに必ず筋肉量は減っていきますが、体を動かすチカラはご本人の心がけ次第ということです。く反応します。反対にマグロは常に回遊し泳ぎ続けることができる持久力を備えています。 そして、この「速筋」と「遅筋」は、加齢による変化が違うことが分かってきました。瞬発力を発揮する「速筋」は年齢とともに少なくなってしまいますが、持久力に優れる「遅筋」は年齢にかかわらずトレーニングにより維持することが可能なのです。また、「遅筋」を強化するためには、持続的なトレーニングが効果的であることも分かっています。つまり、シニア世代は、ゆっくり継続的なトレーニングをして「遅筋」に働きかけ、筋肉を維持することが大切だということなんですね。5筋力UPで健康寿命をのばそう!

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