シニアNavi 岡山 vol.18 2015年夏号
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してからも、休みごとに呼び戻され仕事をしました。その後、大阪に就職をしましたが給料は安く、古い文化住宅暮らしで、流しの水道水とママレモンで頭を洗ったこともありました。(笑) 岡山に帰ってからは青年会議所に所属。県内に16あった青年会議所がひとつになって話し合い、「我々は、より良い未来を子どもたちに伝えるために活動をおこなっている。今の時間は子どもたちの未来からの借りもの」という結論に達し、中学生の「企業体験学習制度」などにも取り組みました。 昔は運動会などでスターになる子どもがいましたが、現在の子どもたちは、学力でしか評価されません。それが、職場体験をすると、試験の成績とは関係なく輝く子どもがいます。例えば、保育の現場で自分からピアスを外すようになる子、牛の出産に立ち会って命の尊さに気づく子、大人には何でもないと思うことが、思春期の子どもたちにとってはかけがえのない経験になります。Q.仕事についてA.2011年、下津井電鉄が百周年を迎えました。その頃から、これまでに凝り固まった垢のようなものを一掃しなければ先はないだろうと思い、しばらく傷を負い続けることは承知の上で改変に取り組みました。これには、新たに創ることと、過去のものを整理精算するダブルの苦しみがあります。そんな時に道を開いてくれたのが座右の銘とする、敬愛する藤岡弘氏のご尊父の言葉でした。「天命に生き、運命に挑戦し、使命に燃ゆ。そして生に感謝」。おそらく自分の人生に課せられた天命は、先代たちから残された負のものをきれいにし、より良い会社をつくって後世に引き継ぐこと。そう思えば、辛さや苦しさにもまして、充実した人生。天命に気づけば、あらゆる迷いが消えていきました。 こうした改革も、やっと最近では功を奏してきたような気がします。例えば旅行新聞新社が全国の旅行会社からの推薦で選出する「もてなしの達人」(2015年)優秀ドライバーに、下電観光バスのドライバーが選ばれました。これからは、こうした上質なサービスを社員全員に浸透させなければなりません。 下電グループは、全業種業態がサービス業です。「サービス業とは、困りごとや悩みごとをお持ちのお客さまに対して、的確にお応えすることができること」と思っています。お客さまに必要とされる限り、仕事は無くならず、企業は存続し続けることができます。これからの高齢化社会、シニア世代へのサービスを考えることも企業にとっては重要です。わが社でも、リピート率100%のトラベルヘルパーなどシニア世代のお困りごとにお応えするサービスに取り組んでいます。リレーインタビュー/2011年創刊〈春号〉 石井正弘氏(岡山県知事)→〈夏号〉末長範彦氏(岡山トヨペット株式会社)→〈秋号〉小嶋光信氏(両備ホールディングス株式会社)→〈冬〈秋号〉上岡美保子氏(元ジェトロ・ストックホルム事務所長)→〈冬号〉高田武子氏(Western Piano ムジカクラブ、グループ風代表)→2013年〈春号〉原 憲一氏(山陽放送株式会社)→〈夏号〉泉 史博氏(株式会社中国銀行)→〈秋号〉中島 基善氏(ナカシマホールディングス株式会社)→〈冬号〉小林清彦氏(株式会社アイビースクエア)→2015年〈春号〉ジョージ伊澤氏天命に生き 運命に Q.趣味についてA.趣味は浅く深くいろいろあります。 中でもバイクが好きで仲間と愛車で出かけたりしています。 また、商工会議所の活動の中から生まれたのが、ヒーローものにふんして子どもたちを楽しませることでした。少林寺拳法を習っていたこともあるので、青年会議所の秋の大会に藤岡弘さんをゲストに迎え、アトラクションショーをやろうということになり、あちこち手を尽くして衣装まで用意しました。それがもとで、さまざまなヒーローの衣装を集め、コレクションをしています。人を楽しませたいという思いが強いんですね。時には自社のゴルフコンペでキャディにふんしてみたり、また仮面ライダーの衣装でバイクに乗ったりしたこともあります。最近では、中国で仕事をするようになり、言葉が通じない人々を楽しませるのはどうしたらいいかと考え、マジックも覚えました。Q.シニア世代へメッセージA.シニア世代の皆さんは、人生の楽しみ方を熟知しています。先を歩く先輩方は、僕らのあこがれの存在であってほしい。こんなふうに年を取りたいと思わせる先輩たちでいてほしいですね。かえって若い世代が楽しみ方を知らないので、その良き指南役になっていただきたいと思います。13シニア世代にエール

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