シニアNavi 岡山 vol.20 2015年冬号
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  山口県防府市大字田島地内にある山口県防府市指定有形文化財「枡築らんかん橋」。明和年間(1764年〜1772年)に大浜塩田の用水(入川)上に架けられた橋で、長さ8.8m、幅1.8m橋の中央部は荷物を載せた上荷船(川舟)が通行できる様に橋台から60㎝ 程高く造られています。 これは江戸時代に塩田間の用水に架けられた幾つかの刎橋の一つであり、最後に残された橋でもあります。 「猿橋」の歴史は古く、7世紀、渡来人によって架けられたという説も伝えられています。既に鎌倉時代には猿橋として現存していたとも云われています。古くは「吊橋」だったという説もあるのですが、私個人としてはこの説に説得力があると感じています。 読者の皆さんは葛飾北斎の「浮世絵甲斐の猿橋」や歌川広重の「甲陽猿橋之図」を目にしたことがあるのではないでしょうか?明治13年(1880年)、明治天皇の山梨県巡幸の際には同年6月18日に「猿橋」を渡っていると、記録にも残っています。 今回は山梨県と山口県に同じ構造を持った橋を紹介することができました。 江戸時代から現在に至る現役の石橋をご自分の足で渡ってみるのも一興かと思います。 是非一度、ドライブがてら立ち寄られては如何でしょうか。  現在の「猿橋」は安全上の問題から芯に鉄骨材を使用し、外皮に木を張ったもので外からは全く解からない様になっています。あまり知られていませんがこの鉄骨造の橋梁建設は日立製作所の全面協力のもと完成しました。 日立の創業者渋沢元治と同窓の小平浪平氏がたまたま甲武線(現中央線)車中で出会い、ここ猿橋の袂にある「旅館・大黒屋」に投宿、ここで本邦に電機製作事業を起こそうと抱負を語り、後年日立製作所の創業社長としてこれを実現した有名なエピソードの地なのです。Vol.10ますつきつりはしきょうりょうユージーだからできること。〒701-4303 岡山県瀬戸内市牛窓町鹿忍4544-5 TEL.0869-34-4561〒701-4303 岡山県瀬戸内市牛窓町鹿忍2222-1 TEL.0869-34-4800不動産などのお悩みをサポートいたします。建設業許可/岡山県知事許可(特-22)第1610号一級建築士事務所/岡山県知事登録第12260号宅地建物取引業/岡山県知事免許(8)第2824号いこい処 笑食亭建築事業(店舗・オフィス)ユージーハウジング(住宅部門)不動産事業土木事業建築事業(倉庫・工場)アイ・デザイン (一級建築士事務所)アグリ事業UG食堂好評営業中営業時間 : 午前11時半~午後5時定休日: 日・祝・第2&4土曜日23UGコラム今に残る江戸時代の「枡築らんかん橋」注1/「奇橋」とは文字の如く、一般の橋とは異なる構造に拠る「奇異な橋」注2/ 現在では「黒部の愛本橋」や「木曽の桟」は現存していないため日本の   三奇橋には入っていない。現在、欄干は石の両側に窪みが残るだけとなっていますが、橋の下の石垣は当初のもので、現役の橋として使用されています。枡築らんかん橋枡築らんかん橋

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