シニアNavi 岡山 vol.23 2016年秋号
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故を3度したことがきっかけで息子から車に乗るのをやめるように言われ、家族に迷惑をかけたくないとも思い運転をやめました。でもまだまだ運転には自信があったんですよ。(笑) それからの移動手段は歩きとバス、たまにタクシーも利用しています。バス停も自宅から近く、全く不自由は感じません。バスに乗ると自然に歩くので、とても健康的。また普段接点のない、いろんな人に出会えます。例えば赤ちゃんを抱っこしてベビーカーを持って乗ってくるお母さんやかわいい子ども。ひとりで家にいるよりずっと楽しいです。 そんな生活も10年になりますが、「愛カード」の存在を知ったのは昨年のこと。タクシーの運転手から免許返納した人に発行されるこのカードがあればタクシーは1割、バスは半額になるというから驚きました。私は運転はやめていましたが免許を返納せず、紛失してそのままにしてしまっていたので、早速、警察署に行って経緯を説明し「愛カード」を発行してもらいました。過ぎた時間の利用は割引にはなりませんでしたが。(笑) それからというもの、毎日、おかやま愛カードと、ハレカカードを首にかけ利用しながら移動しています。 私は妻を13年前、、母は幼い時に亡くしています。私自身も大きな病気をしましたが、この通り元気に過ごせています。妻と母、ふたりの寿命をいただいていると思い、会社経営を引退してからも、社会活動で街づくりや、この日銀の跡地利用に精を尽くしました。建物はお金をかけさえすればできますが、大事なのは運営です。お金では買えない人の知恵や心がなければ成功はありません。 人生においての幸せとは良い出会いがあるかどうか。家でじっとしていたらただの老人。私は最後まで闘う男でいたいので…(笑)出会いを求め、まだまだ歩きますよ。荒木 雄一郎さん(84歳)▲取材場所/ルネスホール運転をやめて約10年。すれ違う人々に心なごむバス時間。※《ハレカカード》バス路面電車両方に利用可能な専用のICチップ入り乗車券。乗車も運賃の支払いも、読取機に”ピッ”とタッチするだけでOK。 チャージするだけでくり返し使える便利なカードです。※前株式会社荒木組代表取締役社長。会長、相談役を経て引退。商工会議所街づくり委員会委員長、ライオンズクラブ第三副会長、異業種交流プラザの委員長など数々の活動を歴任。現在はNPO法人バンクオブアーツ岡山(ルネスホール運営)顧問。編集部より音楽から絵画、仏教まで多彩な趣味と知識を持つ荒木さん。ルネスホール内の公文庫カフェには荒木さんの出版物も置かれています。愛カード利用者のインタビューにも心よくお受けいただき感謝いたします。事愛カード利用しています!愛カード利用しています!interviewおかやま巻頭特集 クルマに頼らないスローライフ10

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