シニアNavi 岡山 vol.23 2016年秋号
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第3回今からできる ! 疾病予防健康Naviシリーズ19OG GIKEN PRESENTSラ・エスペランサ[お問い合わせ・資料請求は]学校法人 順正学園 吉備国際大学岡山駅前キャンパス(総務部)TEL.086-231-3517岡山駅やショッピング街が近く、交通の便に恵まれた好立地。自立したシニアの皆様が、楽しく快適に安心して暮らせる賃貸マンションです。診療科名/ 診療日/診療時間/住所/電話/内科/整形外科月曜日~土曜日 9:00~12:00  14:00~18:00(木・土は午後休診)岡山市北区桑田町2番10号ラ・エスペランサ1F086-207-2263〒ラ・エスペランサイオンモールイトーヨーカドーおかやま信用金庫市役所光生病院両備スポーツセンター岡山市北区桑田町2-10河村 顕治 先生Kenji Kawamura河村 顕治 先生吉備国際大学副学長・保健医療福祉学部 理学療法学科教授/岡山大学医学部卒業/医学博士/日本リハビリテーション医学会専門医/日本整形外科学会専門医入居者募集中河村先生の診療は下記クリニックにて~金曜日午後のみ医療法人 順正会 順正会内科クリニック 私が研修医の頃、腰痛の患者さんを診たらウィリアムズ体操を指導しなさいと先輩の医師から教えられました。ウィリアムズ体操はいくつかの体操がセットになったものですが、一番特徴的なのは腹筋運動です。最近は腹筋運動にもいろいろありますが、ウィリアムズ体操で指導される腹筋運動は床に寝転がり、曲げた膝に向けて上体を起こす動作を繰り返すものです。腰痛では腹筋と背筋を鍛えると背骨が前と後ろで支えられて安定するので良いのだと教えられ、ひたすら患者さんに指導を行っていました。 ところがその後、アメリカに留学してみると欧米では腹筋運動は全く指導されていないことが分かりました。その理由はナッケムソンというスウェーデンの有名な整形外科医が1975年に発表した「姿勢の変化による椎間板内圧の変化」という論文です。椎間板というのは腰椎の骨と骨との間にあるクッションですが、ナッケムソンはそこに針を刺して圧を計測したのです。実験では直立姿勢で立っているだけより座っている方が椎間板内圧は1.4倍高くなり、立って上半身を前傾して荷物を持つと2.2倍になるという結果でした。それだけでなく、腹筋運動を行うと同様に2.2倍もの負荷がかかることが報告されたのです。いすに座っている方が立位より腰の負担が強く、腹筋運動は危険な負荷がかかることが報告されたのです。 私はこのことを知ってからは腰痛の患者さんには上体を起こすような腹筋運動は勧めていません。それだけでなく、絶対にしてはいけませんと指導しています。最近では重症の骨粗鬆症の患者さんが腹筋運動を行って脊椎圧迫骨折を起こしたという報告もありますから気をつけるべきです。現在、私が腰痛の患者さんに勧めているのはシニアナビ冬号(Vol.20)に書いた体幹トレーニングです。関節痛の常識非常識腰痛に腹筋運動は危険です背筋を伸ばしてまっすぐバランスボール腹筋運動(※整形/金曜日の午後のみ)1バランスボールにうつぶせで乗りかかり背筋を伸ばして床と平行になるようにします。2右腕をまっすぐ伸ばし、床と平行になるようにして5秒保持し戻します。3同様に左腕や右脚、左脚も行います。4慣れてきたら、対角線の手足を伸ばします。体幹トレーニング3セット繰り返す35健康Navi

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