シニアNavi 岡山 vol.23 2016年冬号
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九月にポーツマス講和条約の締結で終結しますが、この時期に大変重大な、そして安易な決定がなされようとしていたのです。以下は「明治天皇紀 第十」から一部を意訳引用します。 明治三十七年七月二十一日、戦闘激戦のさなか、内務大臣・芳川顕正、宮内大臣・田中光顕は、侍従長・徳大寺実則を介して、神宮正殿造営方法の変更に関わる奉上を行います。その趣旨は「次期遷宮より従来の掘立柱を廃し、コンクリートで土台を固め、その上に礎石を置き柱を立てる、半永久的工法に改めるべきこと」だったのです。しかし、明治天皇はこれを明確に退けられ、次期遷宮の正殿は旧来どおり掘立柱式に従うべきことを沙汰されます。さらに、御用材欠乏の根本的対策を帝室林野局に御下問されます。林野局は早速、木曾御料林に八千町歩の神宮備林を設営し、その中には向こう百年間一切の伐採を禁じ、一本一本について何回先の遷宮に用いるかを予め決めた上で保護育成される「永久備林」を設けたのです。この時、官僚の安易な先走りを制した明治天皇の脳裏には、あの若き日の神宮参拝の想いがあったのかも知れません。日本の貴重な伝統文化と心の財産はこうして守られたのです。 かつて、「遷宮」は日本全国で行われていました。例えば、香取・鹿島両神社や美濃一宮の南宮大社にもその制度はあったし、奈良の春日大社・遷宮祭も江戸時代中頃まで続けられていました。しかし、このように一度廃止れた制度や環境は決して元に戻ることはありません。「安易な変更や開発」は、民族が悠久の時間をかけて守り育ててきた貴重な文化や財産をいとも簡単に破壊してしまうのです。われわれ人間はそんな脆弱さに何時気づくのでしょうか。 Vol.14Vol.14〒701-4303 岡山県瀬戸内市牛窓町鹿忍4544-5〒701-4303 瀬戸内市牛窓町鹿忍2222-1建設業許可/岡山県知事許可(特-27)第1610号一級建築士事務所/岡山県知事登録第12260号宅地建物取引業/岡山県知事免許(8)第2824号営業時間 :午前11時半~午後3時営業時間 :午前11時半~午後6時定休日/日・祝・第2&4土曜日さいごにNew牛窓「笑食亭」内にパン屋さんがオープン検 索ユージー技建 UG・amenityアメニティ事業部TEL.0869-34-2626TEL.0869-34-4800TEL.0869-34-4561嫌な臭い・つまり!一気に解消!一般の戸建住宅・店舗・施設対応高圧洗浄でおウチの排水管お掃除しませんか?通常価格⇨¥25,000¥12,000キャンペーン特価伊勢神宮 25UGコラム本誌コラムの続きはセミナーでご案内!第4回「歴史見聞録」ミニセミナー参加者募集!開催日時2月18日(土)10時〜お申込み詳細は巻末49ページをご覧ください。参加無料

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