シニアNavi 岡山 vol.26 2017年夏号
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終活サロン黒住教主◆心を健やかに生きていくために、常日頃から申しあげているのは、身近な暮らしの中から、本物にふれて暮らしてほしいということです。人間は天然ものですから、人工物ではなく天然を素材としたものにこだわってほしい。人工物に囲まれて、それが当たり前と思うのは恐ろしい気がします。特に子どもたちには、プラスチックではなく、本物を手に持たせてあげてください。岡山には備前焼という素晴らしい焼き物がありますから。 こんな話があります。ある精神科のお医者さんが、建築家の黒川紀章さんの設計で幼稚園を建てました。これがピータイルなどで造られていたもので、紀章さんの許しを得て、木の床、障子を入れ、給食では焼き物の器を使う幼稚園としたそうです。賢い判断だと思いました。落書きをすれば消えない、破ったら戻らない、落としたら壊れる、それを知ることが大事なんです。書いても跡が残らない、落としても割れないようなものに囲まれて、それが当たり前になるのは、恐ろしいことですよ。 壊した命は二度と戻ってきません。それが天然ということです。日拝後の本殿でひびき渡る「ありがとうございます!」という大きな声。お務めの方が拭き掃除をしながら唱え続く「ありがとう」と、毎日登るおひさま、自然の恵の「おかげ」に、感謝いっぱいの気持ちが溢れた取材になりました。ホール見学・事前相談はエヴァホール各店で巻頭特集 よりよく生きる10

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