シニアNavi 岡山 vol.26 2017年夏号
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 次に「蹴放」について、辞書によりますと「門・戸口の扉の下にあって内外を仕切る溝のない敷居」と解説されています。つまり、左右の門柱の下に敷居として設置された「敷石」を表すのです。 この古代山城も「水城」築造に遅れて造られたものと考えられています。1997年には「鬼ノ城角楼および西門の調査」報告がなされています。 この時に発掘された延べ石に穿たれた彫込み穴からこの場所に西門の扉があった事が判明したのです。 上の写真は西門復元工事時の写真で、既に掘立式門柱が立ちその前に扉の軸受け用の丸穴と扉と門柱の間を塞ぐ方立用の長方形の彫り込みが判ります。右上写真の蹴放(敷居石)の中央部に施された段差に注目してください。この段差部に閉めた時の扉が当たります。この石の段差がある為に扉は外には開きませんし、ガタツキも軽減する事が出来るのです。内開き扉は外敵が攻めてきた際に内側から補強し易い事から防御に適しています。行って発見 !見て感動 !けはなし鬼ノ城西門復元のキーポイント日光東照宮内 五重塔石造門扉日光東照宮内 五重塔石造門扉「鬼ノ城に西門内観」「鬼ノ城に西門内観」柱・方立設置完了柱・方立設置完了中央扉軸受用穴中央扉軸受用穴軸受軸受門扉門扉蹴放し/溝のない敷居蹴放し/溝のない敷居扉軸受金物扉軸受金物木製扉木製扉軸受軸受復元された西門扉復元工事中西門扉<軸受形式>五重塔石造門扉下部軸受金物重量扉の為ダレが発生UGコラム24

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