シニアNavi 岡山 vol.26 2017年夏号
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 毎朝8時から回診で入院中の患者さんと話をします。病気で入院しているのに、なぜか笑顔で幸せそうな患者さんが何人かおられます。「おはようございます。調子はいかがですか?」「おはよう先生、いつもありがとうね。きのうはおそくまで手術やったのに朝から仕事で大変やね。」「ところでひざの具合はいかがですか。」「きのうはリハビリを頑張りすぎて、夕方からは痛んだんじゃけど、今朝はもう楽になったわ。だいぶ動けるようになってきて、うれしいわ。」「無理はしないでくださいね。時間がたてばまだまだよくなりますから。」「そりゃ楽しみじゃね、ほんと手術してもらってよかったわ。」ひざを触って「キズもだいぶきれいになりましたね。」というと、「先生の手はヒヤッとして気持ちがいいね。」と笑顔で言葉が痛み止めよりよく効く言葉の薬があります。今回のテーマは“幸せになる魔法の言葉” です川口 洋倉敷リバーサイド病院人工関節センター長先生Kurashiki Riverside Hospital Presents返ってきます。回診を終えて部屋を出ると、「あの患者さんはよくなりますね。」と看護師がうれしそうに話しかけてきます。 ここで本題にもどりますが〝魔法の言葉〞は特別な呪文ではありません。〝ありがとう〞 〝うれしい〞 〝楽になった〞 〝よかった〞 〝気持ちがいい〞 といった日常よく使う肯定的な言葉なのです。 この言葉をじっくり見てみほしいのですが、見ているだけでも気分がよくなりませんか。 からだが痛くてつらい時でも、とりあえず〝魔法の言葉〞を使ってみてください。きっといくらか楽になるはずです。〝魔法の言葉〞には〝おはよう〞〝こんにちは〞〝こんばんは〞 〝ご苦労様〞〝お疲れ様〞などのあいさつも含まれます。↓その8幸せになる魔法の言葉平成元年防衛医科大学卒業。平成5年、倉敷中央病院。平成18年12月から倉敷リバーサイド病院~現在。経験手術数8000件、人工関節治療の経験数は2200件以上。関節の痛みでお悩みの患者さんへの講演を定期的におこなっている。 Doctor’s Column26

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