シニアNavi 岡山 vol.26 2017年夏号
27/52

〝魔法の言葉〞とは反対に〝つらい〞〝痛い〞〝しんどい〞〝よくならない〞といった否定的な言葉は痛みを悪化させます。そうはいっても病気のときは〝痛い〞とか〝しんどい〞といった言葉は当然口にでてしまいます。病気で本当につらい時に、よくなるひとは自分の不調を訴えた後は頭の動きを止めて眠るようにおとなしくしています。余分な力は使わずに、体の回復のためにエネルギーを集中させているのです。時間がたって体が回復してくると、「だいぶ楽になったわ。病院に連れてきてくれてありがとう、たすかったわ。」と付き添いの家族に感謝の気持ちを伝えます。心配していた家族はほっとして笑顔になります。〝魔法の言葉〞で信頼関係につつまれているひとたちは回復もはやく元気に退院していきます。 いっぽう〝魔法の言葉〞を使わず痛み止めに依存している患者さんは症状が少しおちついてきても「からだがあちこち痛くて全然寝れんかった。なんとかしてくれんか。」「あの薬は全然効かん、もっと強い薬をだしてくれ。」「注射した日はよかったんじゃが、もういとうなってきた。また注射しとくれ。」「いったいいつになったらこの痛みはなくなるんじゃ。しんどいし毎日つらくてかなわん。」と不満げな表情で次から次へと痛みを悪化させる言葉が口からでてきます。付き添いの家族は無表情で言葉も少なくなります。 痛み止めは麻薬のようなもので、長く使うと効かなくなり痛みは元より強くなります。からだもだるくなります。逆に〝魔法の言葉〞は使えば使うほど楽になり、元気がでてきます。副作用もありません。 痛み止めより〝幸せになる魔法の言葉〞を習慣づけてみてはいかがでしょうか。27Doctor’s Column

元のページ 

page 27

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です